「日本円でできるだけ金利の高い定期預金に預けたい」「外貨預金(米ドル)をしたいけど、どの銀行がよいかわからない」「FXに挑戦してみたいけどお金が全部無くなりそうで怖い」
そんな悩みを抱えておられる方に、今回は、円預金、外貨定期預金、FXによる運用方法をご紹介します。
※この記事は2023年6月14日時点の情報をもとにしています。
円預金
あおぞら銀行BANK支店
日本のメガバンクである、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行等は、多くの支店やATMがあり、いつでも手軽にお金のやり取りができます。また、個人や法人向けに多くの金融商品を提供しており、幅広いニーズに対応することができます。
一方で、デメリットとして、各種手数料が高いことや預金金利が低いこと等が挙げられます。普通預金は、金利が低いからどこに預けても大差が無いという先入観があるかも知れませんが、今回おすすめする「あおぞら銀行BANK口座」は、円普通預金金利が他行に比べて非常に高いのでおすすめです。
但し、注意点が一つあります。あおぞら銀行には通常の「有人店舗口座」と店舗や窓口を持たない「BANK口座」がありますが、今回おすすめするのは後者のほうです。
この「BANK口座」は店舗がないのでインターネットバンキングとスマホアプリで取引やサービスを利用することができます。
あおぞら銀行「BANK口座」のおすすめポイント
①円普通預金の金利が年0.2%(税引前)・・・メガ銀行の約200倍!いつでも入出金ができる普通預金の金利としては、すばらしく高金利となっています。
※預金例:100万円を普通預金で1年間預けた場合の金利比較(税引前)
あおぞら銀行BANK支店・・・2,000円
主なメガバンク・・・10円
②入出金や残高照会はお近くの郵便局で手数料無料
全国のゆうちょ銀行又は郵便局のATMで、入出金や残高照会が利用回数の制限なく何度でも無料。
外貨預金(米ドル)
今後、日本円だけで運用していくのは非常に危険になってくると思います。その理由としては以下の点が考えられます。
- ①新興国の経済発展が顕著で日本円の価値が年々相対的に弱くなってきている。
- ②アメリカをはじめとする先進国の多くが、コロナ禍以降大幅に利上げを行っている中でも日本は政策金利を低金利で維持しており、こうした金融政策の違いにより円安がどんどん進行してきている。
ただ、日本円の価値が、他の国の通貨と比べて相対的に低下していることを嘆く必要はありません。日本円だけでなく、世界の基軸通貨である米ドルに運用の対象を分散していけば、円の価値が下がった時は、その分持っている米ドルの価値が上がるので、リスクを分散することができます。
最近では、外貨預金(米ドル)に興味を持っている人が増えていると思います。その理由としては、米経済が驚くほど力強く、FRB(米連邦準備制度理事会)が1年間で5.0%も金利を引き上げられているからです。それに伴って、外貨預金(米ドル)の金利も高くなっています。
以上のことから、おすすめの外貨預金の預け先として以下の2行をご紹介します。この2行は、他の銀行と比較して金利が高く、かつ為替手数料が安くなっています。
但し、円預金はペイオフの対象になっていますが、外貨預金はペイオフの対象になっていないので、注意が必要です。
- ①住信SBIネット銀行
- ②SBI新生銀行
【2行の金利比較】
預入期間 | 住信SBIネット銀行 | SBI新生銀行 |
---|---|---|
1カ月 | 1.5% | 3.0% |
2カ月 | 2.5% | ― |
3カ月 | 3.6% | 3.7% |
6カ月 | 4.6% | 4.7% |
1年 | 4.6% | 4.7% |
2年 | 2.7% | 3.9% |
3年 | 2.7% | 3.5% |
5年 | ― | 3.5% |
【2行の為替手数料比較】
住信SBIネット銀行 | SBI新生銀行 | |
---|---|---|
為替手数料 | 6銭 | 7銭~15銭(ステージによる) |
今回おすすめした2行は、SBI証券と相性が良い銀行となっています。SBI証券と連携させると、手数料0円で自動入出金ができるようになるので便利です。
FX(米ドル)
運用方法
最後に、FXによる運用をご紹介します。
そのおすすめの運用方法は、FXでレバレッジ1倍で運用する方法です。銀行で外貨預金をするぐらいであれば 、FXで米ドルを買ってただ持つだけの方が断然良いと思います。
FXでは自己資金の最大25倍(10万円の証拠金で250万円分の米ドルを買う)まで レバレッジをかけられますが、全くおすすめしません。
デイトレーディングやレバレッジ取引は、はハイリスクなギャンブル行為です。
外貨預金代わりにFX口座を使う場合、レバレッジは一切不要です。
FX口座に、実際の通貨購入分相当の証拠金を入れて、レバレッジ1倍で運用する。これで、外貨預金をしたのと同じようなポジションを作ることができます。
外貨預金よりもFX を使うべき理由は、次の5つです。
- ①手数料が安い
- ②FX会社が倒産しても保護される
- ③高い利回りでスワップポイントを受け取れる
- ④流動性が高い(いつでも売り買いできる)
- ⑤税金も外貨預金より有利なケースが多い
但し、注意点として、多くのFX会社は10,000通貨単位での取引が最小単位となっています。FXでこの条件でレバレッジ1倍で運用しようとすると約140万円の証拠金が必要になります。
おすすめのFX会社
次におすすめのFX会社を、以下にご紹介します。
- SBIFXトレード
SBI FXトレードでFX運用するメリットは、次の3つです。また、アプリも使いやすく、見やすい仕様となっているので、初心者でもすぐに慣れると思います。
- ①1通貨(1米ドル)から取引可能(最小単位で取引できます)
- ②スプレッドが業界最狭水準
- ③積立FXで長期視点での為替投資が可能
外貨預金とFXでの運用は、元本保証ではないのでくれぐれも自己責任、自己判断でお願いします。
まとめ
今回は、おすすめの円普通預金、外貨定期預金、FXでの運用方法をご紹介しました。人それぞれ、許容できるリスクは違うと思います。この記事を参考に、自分に合った資産運用の方法を見出すきっかけになれば幸いです。