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デュアルSIMで快適に海外旅行する方法

海外旅行に行く人は、普段使い慣れたスマホが海外で利用できるのか不安だと思います。全く予備知識なく、そのまま海外で利用(国際ローミング)して、思いがけずに高額の請求になる恐れもあります。

今回は、そのような人に向けて、海外でもできるだけ費用をかけずにインターネットを利用できる方法をご紹介します。

ご自身のスマホが、デュアルSIM対応かご存知ですか?デュアルSIM対応のスマホであれば、これから説明する便利なスマホの使い方ができますので、是非、ご自身のスマホのスペックをチェックしてみて下さい。

目次

デュアルSIMとは?

デュアルSIMとは、1台のスマホにSIMカードを2枚挿入して利用できる機能です。通常は、スマホ1台に1枚のSIMカードを差し込んで使うのが普通の感覚だと思いますが、デュアルSIM対応のスマホは2枚セットできるので、2つの電話番号が持てる等、1台で2台持っているかのような使い方ができます。


例えば、海外でスマホを使用する場合には、海外ローミングで通信料金が高額になってしまうケースも想定されます。それを回避するために海外旅行にポケットWi-Fiをレンタルする人も多いと思います。デュアルSIM対応のスマホであれば、普段利用しているSIMのほかにもう1枚SIMカードをセットできるので、スマホ1台のままで普段通り使うことができます。

例えば、プラスティックSIMとeSIMのデュアルSIMのスマホであれば、日本で使う回線をeSIMで、海外で旅行者向けに販売されているSIMとして、プラステックタイプのSIMカードを挿入して使うというような使い方ができます。

auのpovoが海外ローミングに対応

auの提供する格安SIMのpovoが2023年8月1日より、世界160以上の国と地域で対応できる海外ローミングを発表しました。このpovoをサブ回線として契約しておけば、基本料金は0円なので最低料金で維持できて海外で必要な時にトッピングを購入することができます。このサービスを使えば、いかに便利に海外でスマホが使えるかをご紹介しましょう。

音声通話

海外ローミングにより、海外でも日本にいる時と同じように音声通話を利用することができます。ただし、4Gや5Gを利用した海外での音声通話やSMSは、非常に割高なので利用しない方が良いでしょう。

どうしても、通話が必要な場合は、LINEの連絡先を交換しておきましょう。なぜなら、LINEであれば世界中どこにいてもインターネットにつながってさえいれば、無料で音声通話やビデオ通話ができるからです。

ちなみに、povoの料金体系では、例えば、アメリカであれば音声通話が120円/分、SMSは送信が1通100円です。めちゃくちゃ高くないですか?ですから、通話はLINEでするようにしましょう。

データ通信

Povoの主な海外ローミングでのデータ通信のトッピング料金は、以下の通りです。

引用元:povoホームページ

短期の海外旅行でスマホを使うのにおすすめなスマホプラン

楽天モバイル

短期の海外旅行でお得に利用できるスマホプランは楽天モバイルの「最強プラン」だと思います。楽天モバイルで海外ローミングする際、事前の申込みは不要です。海外ローミングは毎月2GBまで無料で、2GB超過時は1GB500円(不課税)をいつでも必要な分だけチャージすることができます。

また、Rakuten Linkアプリ同士なら、「海外にいる友達との通話」や「一緒に海外旅行する友達が日本の電話番号の場合」「海外で日本の自宅にいる家族への通話」が無料になります。

海外ローミング対応の国と地域

アイスランド、アイルランド、アメリカ(ハワイ)、アメリカ本土、アラブ首長国連邦、アンドラ、イギリス、イタリア、インド、インドネシア、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カタール、カナダ、カンボジア、韓国、キプロス、ギリシャ、グアドループ、グアム、クウェート、クロアチア、サイパン、ジブラルタル、シンガポール、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、デンマーク、ドイツ、トルコ、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィリピン、フィンランド、ブラジル、フランス、フランス領ギアナ、ブルガリア、ベトナム、ペルー、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マカオ、マルタ、マルティニーク、マレーシア、南アフリカ、ミャンマー、メキシコ、モロッコ、ヨルダン、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク、レユニオン、ロシア(2023年7月5日時点)

海外に住む友人や家族へ電話を頻繁にする人は、980円/月の国際電話のかけ放題オプションを付けておくと便利でしょう。

楽天モバイルユーザー以外はどうすれば良い?

楽天モバイルユーザー以外で現在お持ちのスマホがデュアルSIM対応であれば、今回海外ローミングが使えるようになるpovoがおすすめです。なんといっても基本料金無料で、必要に応じてトッピングが追加できることが最大の魅力です。

また、povoはプラスティックSIMにもeSIMにも対応しているので、現在契約しているプランのSIMを変更する等の手間も必要ありません。

海外旅行で普段のスマホを使う時の注意点

海外に行く場合、特に気をつけてほしいのがデータローミングの設定です。データローミングは、海外の通信回線を利用して、データ通信を行うことができますが、日本国内でのデータ通信と違い別途料金が課金されてしまいます。帰国して高額な請求に驚く場合もありますので、デュアルSIM対応のスマホを持って海外旅行に行く前には、日本国内でしか使わない回線は必ずデータローミングを忘れずにオフにしておくことをおすすめします。

データローミングをオフにする設定方法

iPhoneとAndroidで設定方法は若干違いますので、以下の内容を参考にして下さい。

  • iPhoneの場合:「設定」⇒「モバイル通信」⇒「SIM」(デュアルSIMなら2つの回線が表示されています)⇒海外で使わない回線の方の「データローミング」を「オフ」にする。
  • Androidの場合:「設定」⇒「ネットワークとインターネット」⇒「SIM」(デュアルSIMなら2つの回線が表示されています)⇒海外で使わない回線の方の「データローミング」を「オフ」にする。
  • ※機種により設定方法は違いがありますが、iPhoneとAndroidともに、海外で使わないSIMの方は音声着信もしない「オフ」にしておくことをおすすめします。

まとめ

今回は、普段使っているデュアルSIM対応のスマホを使って、海外でもできるだけ費用をかけずにインターネットを利用できる方法をご紹介しました。

データ通信量に応じて、選択肢はたくさんあります。ご自身やグループの利用状況に合わせて最適な方法を見つけ、通信費は安く済ませて、ご飯や体験などそこでしか味わえないことにお金を費やして、海外旅行を充実させましょう!

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