英語との出会い
英語との出会いは、小学校6年生の時でした。通学路に英語塾の生徒募集ポスターが貼ってあり、そこには英語の教材が写真で掲載されていました。
小学生の私は、それを見た時に単純に、「あの英文はなんて書いてあるんだろう?」「勉強してみたいな。」と思ったのがきっかけで、親にお願いしてその英語塾に通いはじめました。
最初のうちは興味の向くまま学習を続け、教材はどんどん先に進みました。そして、中学3年生の時には、高校3年生のレベルのところまでの教材をやり終えていました。ただ、もともと勉強があまり好きではなく、学習する内容が難しくなって嫌になり始めていたので中学3年生の時にその英語塾をやめました。
高校生時代は、部活に打ち込んで毎日へとへとに疲れていたので、家に帰ったら夕食とお風呂を済ませてすぐ寝るような毎日を過ごし、英語を含めて勉強はほとんどしませんでした。
英語との再会
なぜ私が、再び英語を勉強したいと思うようになったかというと、海外旅行が大好きだったからです。
大学4年生の時に、初めての海外旅行でカナダに行きました。それからは、海外旅行の魅力にはまってしまい、社会人になってからは年に1~2回海外旅行に行っていました。
旅行先では、英語の読み書きはある程度できるのですが、あらゆる場面で英語が聞き取れないし話せないので、海外旅行に行くたびに英語で困ることが多かったです。英語が話せたらもっと楽しくなるのに…とぼんやり思っていました。
社会人になってから、仕事にも慣れてきた頃に自己啓発としてなにか勉強してみようかなというようなことを妻と話していました。妻は、私が小さい頃に英語を勉強していたことは知っていましたし、何度も一緒に海外旅行に行っていたので、妻が私に英会話を始めることをすすめてくれました。
私は、そのすすめの通りに英会話学校で勉強することを決めました。私に英会話を学ぶきっかけをつくってくれた妻には、今ではとても感謝しています。
英会話学校でのレベル分け
英会話学校に最初に行くと、レベルチェックで会話のテストをされるのですが、正確に聞き取れず話せずで、全くできなかった記憶があります。
その英会話学校は、以下の11段階にレベル分けをしていました。私の場合は、レベル②からスタートしました。
英会話レベル
- ①ゆっくりなら挨拶や単語での対応ができる
- ②単語でのコミュニケーションができる、簡単な文での会話ができる
- ③基礎的な構文を使って話すことができる、身近なことを文章で話せるようになる
- ④日常的な事柄について話すことができる、自ら積極的に話して会話を掘り下げることができる
- ⑤基礎知識はマスターしている、意思疎通だけでなく会話自体を楽しむことが出来る
- ⑥コミュニケーションを楽しみながら長い文章で話すことができる、限られた範囲ではビジネス英語が使える
- ⑦日常会話に支障がない、会話の流れを意識してイニシアチブを取りながら話すことができる
- ⑧即答力があり使い慣れたフレーズなら流暢に話せる、微妙なニュアンスの使い分けができ、ビジネスの場面での対応もできる
- ⑨海外での生活に困らない、洗練された会話力がありプレゼン・スピーチなどビジネスの場面でも使える
- ⑩あらゆる場面で自由に対応できる、広い分野での語彙力や表現力がある
- ⑪交渉ができ、ディベート・ディスカッションでも堂々と意見を述べることができる
毎日の英語学習
私の英語学習は、非常にシンプルで、以下の通りです。
仕事のある日
- 朝通勤途中の電車の中で、30分程度英語のリスニングをする。
- すき間時間を使って、疑問に思った言い回しをインターネットで検索して調べる。
- 自宅に帰ると、普段使っているテキストを15分程度音読する。
仕事のない日
- 上記の3つに加え、普段使っているテキストの文法を予習、復習する。
- 週に1回英会話学校に通学する。
英会話学校では、日本人の学習仲間と1日中勉強していた時期もありました。以上のことを愚直に365日、12年間継続しました。
また、日本語が話せない外国人の友達と休日に遊んだり、夜一緒に飲みに行ったり、海外に住んでいる友達とは、LINEやMessengerを使って、英語で電話やメールのやりとりをしていました。
これらのことを続けた結果、最終的には、前述の英会話学校のレベル分けでは、レベル⑪になっていました。
多くの人がTOEICを受験していますが、自分もどれくらいの英語力が身に付いたか調べるために、数年前に初めてTOEICを受験しました。
結果は、830点程度でした。もともと私は、外国人の友達とスムーズにコミュニケーションがとれることや、大好きな海外旅行で英語で困らないことを目標にしていて、TOEICの点数アップを目的に勉強していた訳ではないので、結果を見て特別な感情はなかったです。
英会話学習で得たこと
- 英語で自分の考えを相手に伝えられるようになった(当たり前のことですね笑)
- いろんな国の友達がたくさんできた
- 外国の文化を学ぶことができた
- 海外旅行で言葉に困らなくなった
- 海外旅行に行く時に、行先の国出身の友達からガイドブックにはない情報を聞くことができるようになった
- 海外の旅行先で、そこに住む外国人の友達にいろいろな場所に連れて行ってもらえるようになった
- いろんな職業の友達ができた
- いろんな価値観や考え方を認識できた
- いろんなテーマについて英語でディスカッションするうちに、普段日本語でも考えないようなテーマに関する知識が増えた
- 日本人にあまり馴染みのない外国人が使っているインターネットツールをいち早く知ることができた
- 会社での人間関係で悩まなくなった
等々挙げればきりがありません(笑)。上記のいろいろな要素があいまって、節約や投資に関して興味を持つようになりました。
現在の英語との向き合い方
現在は、英会話学校に通うのをやめて前述のような学習は行っていません。
ただ、日常で子どもに英語を教えたり(最初から、また復習しているような気分です笑)、Youtubeで高橋ダンさんの投資に関する英語版の動画を見たり、洋画を字幕なしで見たり、英語の記事を読んだりと気ままに英語との付き合いを楽しんでいます。
また、仲の良いアメリカ人の友達がアラスカに住んでいるのですが、その友達とは定期的にインターネットを通じて交流しています。
まとめ
私の場合、英語を学ぶことがとても楽しく長期間継続することができました。また英語を通じて英語以外の多くのことを学ぶことができましたし、価値観も変わりました。
興味のあることは、人それぞれ違うと思います。ただ、どんなことでも良いので、その興味があることを学び始めたら、そのことを通じて、必ず新しい発見があると思います。